地獄と極楽は紙一重?というお話 2023-03-04 12:25:49 極楽と地獄は紙一重若い修行僧がある日老師に地獄はどういうところですか?と、尋ねました。老師は次のように答えました。地獄には大きな釜の中に旨いうどんが湯気を立てて煮えている。ところがそれを食べるには長さが1mほどある長い箸を使うしかない。何が起こるか想像がつくだろう。老師は続ける。皆、お腹が空いているのでその長い箸でうどんを争って食べようとする。しかし、箸が長すぎるためうどんを掴むことはできても口に入れることができない。皆、自分が真っ先に食べようと狂ったようになり、ケンカをはじめ仕舞いにはうどんはあちこちに飛び散ってしまい誰も食べることはできない。若い修行僧は、それでは極楽はどんなところですか?と、尋ねました。老師の答えはこうでした。極楽も実は同じようになっている。ただ、そこでは人々はうどんを長い箸で摘むと釜の向こう側にいる人にどうぞこのご馳走様をお先に召し上がってくださいとすすめる。すると釜の向こう側にいる人はそれをありがたく受けどうもご馳走様でした。今度はあなたにお返しをさせてくださいと、自分の箸でうどんを取ってすすめる。そこでは全員美味しいうどんを食べることができる。つまり、永遠の至福を楽しむことができる。我々の人生においても自分のことのみを考えるのかお互いに思いやりを持って接するかによって極楽にも地獄にもなり得るのです。_____________________しふく同じ読み方でも私腹を肥やし、うまい汁を吸い儲けるのか。それとも至福の時間を共有し互いに尊重し合うことによって得られる幸せのほうがよほど価値のあるものだと私は常々思うのです。足立区は北千住のお隣五反野駅より徒歩4分下町の旨い寿司屋すし処としカップルのデートやご夫婦でのお食事は是非カウンター席にて至福なひと時をお過ごしください。店主森敏也