技に罪あり、魚に罪なし

皆さま、こんにちは!
 足立区は北千住駅から2駅 
五反野駅より徒歩4分 
下町の旨い寿司屋 
すし処としの店主 森敏也です。


普段から我々は勉強のために
和食さんやお寿司屋さんに行きます。

そこで感じることは、
お店の雰囲気だったり
大将のお人柄を見たり
姿勢、視線、行動、態度、
言葉遣いでしたり、
まな板の上の綺麗さ、整え方、
提供スピードや、間、距離感、
とにかく様々なことを見ます。

もちろん、食材に対する仕事も同じ。

今日のお題目にもあるように、
上記のお話しから特に、
食材にフォーカスして
お話ししていきます。

本日も最後までお読みいただければ
幸いです。
それでは、どうぞ。




寿司道の覚悟 
— 生命を頂く者としての心構えー

「技に罪あり、魚に罪無し」
という言葉には、
寿司職人としての本質が込められています。
生命を扱う料理人として、
そしてその生命を頂く「食人」として、
私たちが抱えるべき責任と
敬意を忘れてはなりません。


素材の力を引き出す者

寿司職人にとって、
魚や素材の良さを最大限に
引き出すことこそが仕事です。
旨いが当たり前とされるこの世界では、
私たち職人がどれだけの努力と
情熱を注ぎ込めるかが試されています。
そのためには、たゆまぬ努力、
繰り返しの試行錯誤、
そして新しいアイデアを常に
模索することが必要です。


修行は死ぬまで続く

「死ぬまで修行」という言葉があるように、
寿司道に終わりはありません。
技術を磨き、心を鍛え、
常に自己を超え続ける姿勢こそが、
職人としての道です。
これまでにどれほどの寿司を
握ってきたとしても、
その先にはまだまだ成長の
「余地」があると信じています。


 一人前の証明

「死んで初めて、
あいつの寿司はうまかった」と
言われてこそ一人前。
これは職人として、
後世に残る作品を
作り続けるという覚悟でもあります。
今、目の前のお客様に対して
最高の一貫を提供することが全てであり、
それが積み重なったとき、
いつか自分の寿司が
「歴史」に刻まれると信じています。


私の寿司道は、生命への敬意と、
技を磨くことの意味を理解し、
その覚悟をもって進んでいくものです。

我が人生に一片の悔いなしと
言えるくらい、
やり切りたいと思います!